【ハッピーバレンタイン】消化の工程を再現して「チョコのうんこ」をつくってみた!!

協力=川口市立科学館
企画・文=石川裕二

バレンタインと言えばチョコ! チョコと言えば、うんこ!! それがコロコロ男子の脳みそだよな!! 去年は、うんこの味を再現する記事をつくったけど、今年はどうしよう……と思っていたところ、思い出したのが「ウンコ展」の取材でお世話になった川口市立科学館の1本の動画。消化の工程を再現して、廃棄食材でリアルうんこをつくる、というものだ。

もしかして、食材をチョコレートにしたら、リアルうんこチョコ……というか、チョコのうんこができるんじゃないか!? チョコレートのうんこなんて見たことない! というわけで、検証スタート!!

1.口内でかみくだく工程を再現

▲川口市立科学館の学芸係・梶本さん(=写真左)と中村さん(=写真右)
▲まずは、チョコレートを手でくだく
▲さらに、麺棒でたたく! アチョ〜!!
▲フードプロセッサーを使って細かくして、口内でかみくだく工程を再現
▲じゃん! チョコが細かくなったぞ!

2.消化液を再現

▲市販の胃腸薬に含まれる消化酵素の入った薬を用意
▲それらをすり潰して……
▲水に混ぜれば……
▲擬似的な消化液のできあがりでいっ!

3.消化液と混ざる工程を再現……が、アクシデント発生!

▲湯煎して溶かしたチョコレートに擬似消化液を入れる。まずはだ液から!
▲次に胃液を投入!
▲……と、ここでアクシデント発生! チョコレートがボロボロと固まり始めた。どうやら、水分と混ざり合ったことで脂肪分と糖分が分離される“ブルーム現象”が起きたようだ!

本来なら、この後、羊の腸袋にチョコレートを入れて塩漬けさせて消化液による発酵と食塩によって脱水が起こる……という手順があるのだが、カッチコチになったチョコレートを腸袋に流し込むことはできない! 実験断念!!

▲やけにリアルな質感の、カッチコチうんこチョコができあがった……。このように、カチコチのうんこが出た場合は、便秘の状態を疑おう!(※豆知識)

だが、ここで企画を断念する「コロコロおバカネタ捜索隊」ではない! 胃薬などを水に混ぜず、薬のまま入れることによってブルーム現象を避けるーーいわば「リアルチョコうんこMk-Ⅱ」をつくることにした!!

RE:1.消化液→腸内への移動を再現

▲擬似的な消化液となる胃薬などを、そのままチョコに混ぜる。まずはだ液となる薬から!
▲そして胃液となる薬を投入!
▲そして、羊の腸袋にチョコを流し込んでいく!
▲どんどん流し込んでいくぅ!!
▲まるでウインナーのような状態に!

RE:2.腸内での脱水→排便を再現

▲食塩の中に投入。一晩かけて脱水を試みる。これは腸内で水分を吸収する工程の再現だ!
▲脱水完了……のはずが、チョコレートの中に含まれる水分が極端に少なく、脱水した様子が見られない。脱水された水分によって食塩が変色するはずなのだ。むむむ……
▲とりあえず羊の腸袋から出す。脱糞の瞬間である!
▲ででーん、見事な一本グソチョコが爆誕!! 快便すぎるぜ!

「消化の工程を再現する」はずが、ブルーム現象を防ぐための実験を行った結果、結局、胃腸薬入りのチョコレートができあがる、という結果になってしまった。だが、コロコロ的には絵面はバツグン! いや、むしろ、リアルすぎない……?

▲見よ! この満面の笑みの中村さんを! 人がうんこ(※チョコです)を持っている写真を掲載できるのはコロコロオンラインだけ!!

【検証結果】
チョコレートのみを材料にすると、水分と混ざることによるブルーム現象が起こる。そのため、消化の工程を再現しながらリアルうんこをつくることは難しい。ただ、絵面はバツグン。ちなみに、今回はあくまで実験なので、生の腸袋に入れたチョコを食べるのはオススメしません。っていうか、絶対に食べないでね!




今回の実験において、多大なる協力をしてくださったのは、埼玉県にある川口市立科学館! 同館では、毎月、おもしろい展示やさまざまなイベントを開いているので、ぜひ足を運んでみてくれよな!! どんなイベントや展示を開いているのかは下記HPをチェックしよう!

そして、梶本さんと中村さんを見掛けたら「あ、うんこチョコの人だ!」と声を掛けてみてくれよな!!

※2月14日現在、まん延防止等重点措置適用に伴う対応を取っているので、来館の前に必ず同館HPをご覧ください

■川口市立科学館のHPはコチラ!
http://www.kawaguchi.science.museum
 
■「コロコロおバカネタ捜索隊」のバックナンバーはコチラをクリック!!