【角満のエルデンリングプレイ日記9】脳筋勇者、還樹の番犬に雪辱す!

ああ……なんてしっくりくる……w

 “嵐の麓の地下墓”に鎮座していたボス“還樹の番犬”にいじめられて最初の挫折を経験し、

 「こいつ……たぶん近接攻撃だと一生倒せないヤツや。そういう設定になってる。俺にはわかる((゚Д゚;))

 情けなさと敗北感から無理矢理そう決めつけ、俺はあれほどこだわっていた脳筋勇者を捨てて遠距離特化の“星見”に浮気……w しかし、まんまと星見で番犬を倒しはしたものの、

 「……やっぱ、なんか違う!!!><

 恋の狭間で揺れる乙女のような心境になって、けっきょく、

 脳筋勇者に復活www

 勇者→星見→勇者

 と、開始数時間で早くも3回もの素性変更を行うという落ち着きのなさを披露したのでありました^^;

 それでも、前回の記事でもチョロっと書いたけど、

 一度、慣れ親しんだ近接攻撃から離れて、遠距離特化の素性を経験できたことは大きかったと思う。力でねじ伏せる近接攻撃と、リスクを最小限に減らして立ち回る遠距離攻撃という2タイプのいいところを目の当たりにできたことで、

 「これからは、もっと柔軟に戦っていこう。脳筋とはいえ、ちょっとは頭を使ったほうが楽しいからな!!」

 そう考えるに至ったのだ。

 まあ……気付くのが10年くらい遅いって感じもしますがね((゚Д゚;))

 てなわけで、2回目の勇者の人生が始まった。

 とりあえず序盤の道筋は星見が開拓してくれたので、しばらくはそれをなぞるように行動する。まずは、

 “関門前の廃墟”に忍び寄って、

 草むらに潜んでからの~……!!

 会心のバックスタブを決めて1匹ずつ始末していく!! これこれ!! この、正々堂々とした肉弾戦(十分卑怯だぞ)でねじ伏せる感じが、脳筋勇者の醍醐味なんだよね~~~!!!www

 そして、この廃墟にあった宝箱から、

 “君主軍の大剣”という、いかにも俺のために用意されていたかのような大剣をゲット!! 実際、この武器はしばらくのあいだ我が分身のメインウェポンとして大活躍することになるのである。

 このように、近場の地形をウロウロしてルーンとアイテムを集めつつ、少しずつ還樹の番犬とのリベンジマッチへ向けた準備を整えていく。その際、

 日が落ちたとたん、昼間は兵士しかいなかったのに、でっけえコウモリが襲ってきやがった!!!((゚Д゚;))

 どうやら廃墟でエラソーにしていた兵士どもは、夜になるとコウモリに姿を変えるようである(ウソ)。

 さらに……((゚Д゚;))

 ところどころで幽霊みたいな女に遭遇して、肝が冷えるんですが……(((( ;゚Д゚)))

 もちろん、彼女たちは重要な役目を担って我が分身の前に現れてくれたわけだけど、あまりにも突然に目の前にやってくるので、本気でビビるわ……。初めてオオナズチに遭ったときのことを思い出しちまったじゃんよ(((( ;゚Д゚)))

 まあ考えてみたら、幽霊や怨霊のたぐいが、

 「いまから突然現れますから!!ww 準備しておいてね!! コワイですよ!!www

 なんて事前に連絡をくれたら興覚めもいいところなので、これでいいのか……w

 ちなみに、青白く光る顔色の悪い女性は、

 魔女のレナと名乗り、いくつかの情報とアイテムを手渡してくれる。そのうちのひとつが、

 そう!!! “遺灰”だ!!! これは使いどころが限られてはいるんだけど、使用した場合に、

 ↑彼女のコメントにある通り、イラストに描かれた霊を召喚することができるのである。

 そしてこの遺灰こそ……!!

 反射神経や動体視力など、アクションゲームを巧みに遊ぶための能力が衰えまくっているおっさんプレイヤーにとってこれ以上ない福音となることに、このときの脳筋勇者は気付いていないのであった……!

 さあ、次回は還樹の番犬とのリベンジマッチだ!!

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『ELDEN RING』公式サイト:
https://www.eldenring.jp/

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