【角満のエルデンリングプレイ日記10】脳筋勇者、還樹の番犬に雪辱す!(2)

前に進むぞ!!

 

 いつまでも最初のダンジョンにかまけていると、現在の俺の進行状況とかけ離れ過ぎて、その間にあった出来事をすべて忘れてしまいそうなので(苦笑)、いい加減、還樹の番犬との戦いに決着をつけようと思う^^;

 前回は……そう!!

 浮気した星見は(とりあえず)封印し、再び脳筋勇者に舞い戻って新たな歩みを始めた……というところまで書いた。

 その際、

 手に入れたばかりの君主軍大剣を鍛冶台で鍛えたり、

 顔色は悪いけど、よく見りゃかわいい魔女のレナちゃんから“遺灰”をもらったりして、確実に戦力の増強を図っていった。

 合わせて、レベルもちょこちょこと上がってきたのもあって……以前、還樹の番犬にズタズタにやられたときと比べて、確実に強くなってきたのがわかるぞ……!!

 以前、瀕死の重傷から復活すると、人類は以前よりも遥かにパワーアップするという話を何かの文献で読んだ記憶がある(それサイヤ人だろ)。となると……! それと同じような効果が、我が分身である脳筋勇者に起こっているのかもしれないな……!!

 「よし!!! もう、負ける理由がない!!! 肉弾戦で還樹の番犬を葬って、脳筋勇者は前へ進むのだッ!!!」

 そう言い捨てると、俺は勇躍“嵐の麓の地下墓”に舞い戻り、躊躇なく悪夢の霧をくぐった。すると……!

 ここで会ったが百年目!!! このリベンジマッチで見事、その猫面を(犬だろ)一刀両断してくれるわ!!!

 自分が強くなったという実感があったので、教えてもらったばかりの遺灰を使う気はまったくなかった。

 これまで積み上げてきた無数の屍は、決して無駄ではない。

 屈辱の「YOU DIED」の数だけ、俺は還樹の番犬のことを“知っている”ということになるのだ。

 そう、すでにヤツの動きは見切っている。

 そして、以前は惜しくも足らなかった“火力”というものを、いまの脳筋勇者は備えているはずなのだ。

 もう、負ける要素はない。無残に斬り刻まれる姿なんて、想像することすら難しいわ。

 「よし!! 決着だ!!! 脳天唐竹わッ!!!

 名レスラー、故・ジャイアント馬場の必殺技、脳天唐竹割りが還樹の番犬の頭頂部に……!!!

 ズバーーーンッ!!!www

 !!!!?!?!

 いやああああああ!!!!>< こっちが一刀両断されたぁぁぁあああああ!!!!><

 こんな見事なスクショ、なかなか撮れないと思ったね……(苦笑)。

 けっきょく……w

 「……せっかくレナちゃんがくれたんだから、使ってあげようかな」

 ってことで、レナ嬢に教えてもらった魔技、

 “はぐれ狼の遺灰”を初めて使用……w

 すると、放たれた狼の亡霊たちは……!!!

 「はっはっは!!=3 キャインキャインキャイン!!!www

 猛然と、還樹の番犬にジャレついてくれましたwww

 見たところ大したダメージは与えられていないんだけど、還樹の番犬の注意が狼の亡霊たちに向いてくれたことで、脳筋勇者の攻撃チャンスが格段に増えたのがデカかった!!!

 「うおおおおお!!! これで終わりだぁぁああああ!!!

 最終的には遺灰に頼り切った立ち回りになってしまったが、この経験はその後、マルギットやゴドリックと言った“本当の強敵”と対峙するときに存分に活かされることとなるのである。

 そして、還樹の番犬との長き戦いも……!

 今度こそ、一刀両断!!!(ギリギリだけどw)

 遺灰で勝ち、

 報酬で新しい遺灰をもらうという、じつにエコな決着を見て、脳筋勇者の歩みはスピードアップすることになるのでありました。

 続く!

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『ELDEN RING』公式サイト:
https://www.eldenring.jp/

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