【あつ森】『あつまれ どうぶつの森』プレイ日記 角満島開拓誌 第1087回 『ハッピーホームパラダイス』で作った別荘、全部見せます!(5)

別荘作りよ、永遠に

 俺がこれまでに作ってきた『ハッピーホームパラダイス』の別荘と施設をすべてお見せする……という、角満島開拓日誌のフィナーレを飾るにふさわしいこの企画も今回でおしまいである。

 ここまでの4回の記事で、じつに58軒もの別荘&施設をお見せしてきたわけだけどさ。

 いよいよ終盤となる59軒目からは、自分で言うのもナンだけどひとつとして駄作がなく、ぶっちゃけすべてが、

 「これまでに作った別荘の中で、間違いなくTOP5に入る完成度ッッ!!!(フンガー)」

 と太鼓判を押したくなるものばかりなのであるよ。……あと12軒も残っているので、思いっきり矛盾しているんだけどな(苦笑)。

 というわけで、俺がこの1年のあつ森生活でもっとも心血を注いできた別荘作りも大団円!! ラスト12軒を紹介いたします!!

●59軒目 もんぺ様:サラダ生活

▲まったくノーマークだったカワイ子ちゃんリス、もんぺが所望したのは”サラダ生活”というなんとも抽象的なイメージの別荘。さてこれはどうしたもんか……と悩んだ末に出した結論は「サラダでも何でも作れる料理教室的な内装にしちゃえww」というもので、オープンキッチンが中心にあるオシャレなカフェのようなレイアウトとなった。そのくせ、まな板の上にはコイが乗っていて、オーナーのポリシーがブレまくっていることが浮き彫りにもなっている(苦笑)。

●60軒目 みやび様:隠れ家的な小料理屋

▲これもめちゃくちゃ好きな別荘なんだよなーーー!!ww 小料理屋がテーマだったので、大好きな『孤独のグルメ』に出てきそうな、広くはないけど心から落ち着ける居酒屋風のレイアウトを心掛けたのである。『ハッピーホームパラダイス』って残念なことに段差を作ることができないんだけど、手前に畳を敷いて間仕切りを置き、個室風の小上がりに見えるようにデザインしてみた。それら、細かな工夫がすべてハマって、実際にあったら通いたくなるような小料理屋になりました^^

●61軒目 リッキー様:気分はうんてんしゅ!

▲リッキーが希望したのは”乗り物がたくさん置かれた別荘”だったので、「だったらいっそのこと……東京モーターショーみたいな内装にしてしまおうww」ってことで、ご覧のような仕上がりに。さりげなく作ったカフェスペースも活きており、意外なほどうまくまとまったなと思います。

●62軒目 アセロラ様:フルーツでスムージーを!

▲ルナステラ島の旧住民であるアセロラが望んだのは、「いつでもスムージーが飲める別荘!」。よくわからないコンセプトながらも、フルーツのモチーフを多用し、要所に花や緑を配置したことで、このような非常にかわいらしくもまとまった部屋に仕立て上げることができた。部屋の中央に秋のアーチを置いてみたんだけど、これがおもしろいほどハマってくれてお気に入りの1軒になりました。

●63軒目 カサンドラ様:待ち人来ず

▲数ある別荘のコンセプトの中でも、ズバ抜けてトリッキーなのがこの”待ち人来ず別荘”だろう。とにかく、いかに寂寥感を演出するのかに注力していった結果、このようなポツンと外灯の灯りが寂しい”荒野の停留所”が出来上がった。こだわったのは、手前に置いたサソリの模型。コレをボカしながら撮影することで、特段の孤独と、荒野らしい奥行きを出すことに成功した。

●64軒目 メリヤス様:だんろのある暮らし

▲ひさしぶりに”ザ・別荘”と呼べる1棟を作りたくなって、冬の山小屋をイメージしたメリヤスご所望の“暖炉別荘”を制作した。子どものころに憧れたログハウスを思い出しながらレイアウトをしていったんだけど、完成品はまさに、小学館のアウトドア誌『BE-PAL』でよく見た高原の隠れ家……! こんな別荘、俺も持ちてえなああああ!!ww

●65軒目 チャック様:アルプスの山小屋

▲64軒目のメリヤス邸で少年時代に抱いた”ログハウス愛”がぶり返してしまったのか、65軒目に建てたのもアルプスの山小屋というww その中身も、家具の配置が多少違うくらいで、パッと見では、「ふ、双子の家……?」と思われても仕方のない作品となっている。でも、ぶっちゃけこっちもお気に入りww やっぱり俺は、ログハウスが好きなんだなと再認識させられました。

●66軒目 ナッキー様:おしゃれなネットカフェ

▲ルナステラ島の初期メンバーのひとりであるナッキーと超久しぶりに再会し、うれしさのあまりすぐさま別荘をプレゼント。おしゃれなネカフェを作ってほしいとのことだったので、ゲーミングPCを配備した個室もある、狭いながらも機能性抜群の1棟を作ってあげた。こんなネカフェ、近所に欲しいなー。

●67軒目 シベリア様:こだわりのイス専門店

▲ルナステラ島の現役住民であるシベリアが希望したのは、なんとイス屋www どんな好みやねんwww それでも、仲良しのシベリアのためにアレコレと工夫を凝らし、ご覧のような作品が完成。お店がコンセプトだと、ずらずらとアイテムが並ぶだけの平面的なレイアウトになってしまうことが多いんだけど、このイス専門店に関しては幟や植え込みを置いたり、壁や天井にも気を配ったところ、非常に立体的でリアルな店舗になったと思う。これまた、お気に入りの1軒です。

●68軒目 けん様:気分はまるで大作家

▲文豪が缶詰になれるような、機能的かつ居住性の高い湯治宿をイメージしてデザインした1軒。この作家先生は原稿用紙に万年筆で文章を書いていく昭和タイプのようだったので、あえて部屋の中央にコタツと座椅子を設置してあげたw これがまた情緒たっぷりで、奥に作った部屋付き露天風呂によく似合うんだよなー!w

●69軒目 ヘルツ様:メカニカルなロボット工場

▲メカダチョウのヘルツは見た目通り、油臭い工場をご所望。そこで、ちゃちゃまる邸と同じくベルトコンベアーやロボットアームをアチコチに配置したご覧の内装が完成した。この部屋のポイントは、ヘルツが座っている入り口左側の作業デスクだなw ここで設計した何かを、所せましと並べられているナゾの機械で形にしているのであろう。ゴチャゴチャしているけど、返ってそれがコンセプトに合っている気がするわ。

●70軒目 ガビ様:地底都市への入り口

▲地底都市の入り口……という、オマエ住む気が1ミリもねーだろ的なコンセプトだったんだけど、がんばって作りました(苦笑)。地底都市……というか、RPGなんかでよく見るダンジョンの入り口をイメージしてレイアウトを進めていった結果、タランチュラが無数に蠢くご覧のような作品に帰結w 進入禁止の立て札と、手前で倒れている(寝ているだけだけど)ガビも含めて見てほしい1棟ですw

●71軒目 シルブプレ様:こだわりのテラス

▲部屋の中にテラスを……という、無理難題だったわりに、めちゃくちゃナットクのいく内装にすることができた。これだけ作ってりゃ、いろいろなコツやノウハウを身に着けられるものでさ。本来だったら外側に使うウッドデッキ風のラグを敷き詰めて、あえてこちらを部屋の中側にしてみた……なんてニクイ技も使うようになったのであるw

●72軒目 フォアグラ様:パンのおかわり自由

▲パン食べ放題のレストランをイメージした別荘。これも、驚くほどよくできたんだよなーww でも、俺はこの当時からガチのダイエットを始めていて、パンとかパスタはいっさい食べなくなっていたのよ。なのでゲーム中のこととはいえ、うまそうなパンがズラリと並ぶこの別荘は目の毒以外のナニモノでもありませんでした^^;

●73軒目 プースケ様:バルーン・トリップ

▲風船を多用した別荘を作ってほしい……ということだったので、コンセプトの土台を”遊園地”とし、それに合うアイテムを選んで配置していった。この部屋でもっともこだわったのが、ラグを十字に置いて作った通路だな。狭苦しい部屋ではあるけれど、この十字の道があることでそこはかとないテーマパーク感を演出できたのでは……と思っている。

●74軒目 シュバルツ様:モノトーンな空間

▲ことあるごとに「色縛りの別荘は作りにくい」と書いてきたけど、このシュバルツ邸でテーマにした”モノトーン”だけは例外。ご覧の通り、オシャレなタワーマンションの一室のような(入ったことないので知らんけど)、映画やドラマで使われてもおかしくない超絶かっこいい部屋にすることができたよ!! この別荘も間違いなく、TOP5に入るお気に入り。もしかすると、全71作品の中でいちばん住みたい部屋かもしれん。

●75軒目 エイプリル様:いくらでも飲み放題!

▲パン食べ放題別荘に続いて、今度は”飲み放題”がテーマかいw これは、若いころから通い詰めているバーをイメージして作ればいいや……と思い、ビリヤード台やダーツが置かれているプールバー風に仕立て上げた。けっこうよくできたと思うけど、中央に置いてあるコの字型カウンターが、いまいち野暮ったかったかなー……w

●76軒目 マスカラス様:プロレスの試合会場

▲全71軒の別荘の中で、間違いなくもっとも奇抜でアイデアに満ちた1軒w 若いころに夢中になって見ていたプロレスのデスマッチを思い出しながら、このデザインを完成させたのである。コンセプトは、”金網ファイヤーデスマッチ”。かつてFMWという団体が頻繁に行っていた電流爆破マッチがモチーフになっている。アリーナ席のパイプ椅子やレッドカーペットもリアルで、非常に思い入れの強い作品となりました^^

 ちなみに、このデスマッチ別荘が70軒目で、タクミボスが労いの言葉を掛けてくれつつ、

 記念パーティーも開いてくれました^^

 そしてつぎが……最後の別荘だ!!!

●77軒目 みかっち様:みかっちのトークショー

▲俺が作った最後の別荘は、まるで卒業式の会場のようなみかっち邸。彼女も、ずっとルナステラ島に招きたいどうぶつだったんだけどその夢は叶わず、それでも最後に別荘作りでつながることができたのであったw せっかく作った客席に誰もいないのが残念なんだけど、前述の通り卒業式の会場のようなデザインにできたので、最後を飾るにはピッタリだったかなー!!!

 ……というわけで、俺が手掛けてきた全71軒の別荘でした!!

 返す返すも100軒に到達できなかったのが残念なんだけど、これからもちょくちょく『あつ森』は起動して別荘作りもやっていこうと思っているので、アニバーサリーを迎えたらご報告させてもらいますね^^

 さあ、この日記もラストスパートだ!!

 続く!!

1年前の今日は?

 せっかく丸2年以上、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は?”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います!

 ちょうど1年前、2022年3月13日の様子は↓こちらです。

 そう言えば、レシピのコンプリートもできなかったなぁ……。

 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『あつまれ どうぶつの森』公式サイト:
https://www.nintendo.co.jp/switch/acbaa/index.html

※ゲーム画面はNintendo Swicthソフト『あつまれ どうぶつの森』のものです。
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