つぎのターゲットや！
前回、ターゲットに定めたグラントシロカブトは、とりあえず“しろ”と“グレー”という2色の遺伝子を集めることができた。
とはいえ、まだ2色なのでグラントシロカブトの捜索も続けねばならない。おそらくこの木に、少なくとも1色……もしかしたらあと2色、違う遺伝子がいるかもしれないからなーーー！！
そんなこんなしているうちに、我が軍の目の前には……！
お！！ 新手のノコギリタテヅノカブトがデタ！！！
……が、この“くろ”という遺伝子が初お目見えのものなのか……ぶっちゃけまったくわからないんだけど（苦笑）。これ、謎のご神木でムシ探しを始めてから、毎回のようにぶつかる壁になってるんだよな……！
と言うのも、最初のご神木に出てきたノーマルカブトムシやノコギリクワガタ、ミヤマクワガタなどは”純国産”ともいうべきおなじみの顔だったので、パッと見ただけでなんとなく、その色味に対する違和感のようなものを感じ取ることができたのよ。
しかし、謎のご神木に現れるエラフスホソアカクワガタとかラコダールツヤクワガタとかとか、俺の人生の動線に一度たりとも登場したことのない連中ばかりなので、ちょっとくらいの色の変化ではまっっっっったく違いを察することができないという……ｗｗ
ならば事前にムシボックスを精査し、まだ所有していない遺伝子を記憶しておけばいいようなものなんだけどさ。そもそも、どんな色の遺伝子がいるのか見当がつかないので、いつもエンカウントしたときに、
｢えーっと……。この色は……いた！！ ……ような気もするし、初遭遇なような気もする｣
と、毎度毎度どっちつかずの思考がフラフラしてしまうのだ……ｗ なのでこのときも、
｢ノコギリタテヅノカブトの“くろ”は……たぶん、いなかった！！ｗｗ ということにしておこう！！！｣
という見切り発車でバトルスタート＾＾；；；
戦いはもちろん楽ショーではあるんだけど、
ズガン！！！！
へにょｗｗｗ
ズガガガガン！！！ｗｗｗ
｢勝負アリッッ！！！｣
ってことで、波乱もなく決着はついたのであった。
そして、黒の遺伝子を持つノコギリタテヅノカブトが仲間に加わったわけだけどさ。
それまでに1匹だけ保有していたノコギリタテヅノカブトをチェックすると、なんとこちらは……！！
あ！！ 遺伝子“ちゃ”だ！！ つまり茶色のノコギリタテヅノカブトを所有していたってことね！！ｗ
これにて、グラントシロカブトに続いてノコギリタテヅノカブトも2色ゲット！！ よーし、この調子で、おつぎは……！！
“異形のパワーショベル”こと、コガシラクワガタを集めることにしましょうか！！
続く！
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部！”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか！』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター：
https://twitter.com/kabukuwa_info
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