【カブトクワガタ日記】第108回 やっぱり、遺伝子“レッド”はいいなあ

コガシラクワガタ……ではなく!

 前回の記事の最後、

 「(次回は)“異形のパワーショベル”こと、コガシラクワガタを集めることにしましょうか!!」

 なんて思わせぶりなことを書いておきながら……!

 夜の謎のご神木にくり出して、そのコガシラクワガタのシルエットを発見したところ……!!

 (((( ;゚Д゚)))(((( ;゚Д゚)))

 こっわ……!!!><

 群馬の田舎町育ちで、たいがいのムシには免疫のある俺だけど……! このコガシラクワガタの姿だけはダメだ……(((( ;゚Д゚))) 脚はもちろん、細くて長い顎も異様すぎて、その触覚も相俟って、

 「こ、こいついったい、何本脚が生えてんねん……!!((゚Д゚;))

 と、見ているだけで鳥肌が……!

 最近、“人はなぜ、大人になるとムシに触れなくなるのか?”なんて議題が話題になっていたけど、このコガシラクワガタを出されたらさすがの俺も、

 「遠慮しときます」

 と、キッパリとお断りするかもしれん^^;

 もうひとつ思い出したんだけど、まだ古巣にいた時代、仲のいい同僚とともに“ウデムシ”という珍妙な虫に興味を惹かれたことがあった。“世界三大奇虫”に数えられるなんとも形容のしがたい生き物なんだけど……! 必要以上に長いウデ(?)と脚がどことなくコガシラクワガタに似ていてさ……w なのでコガシラクワガタを見ると、ウデムシを初めて見たときのゾワゾワ感を思い出して、余計に、

 「遠慮しときます」

 というモードになっちまうのかもしれないなぁ……。

 なんてことを思い出しながら、さらに謎のご神木を調査していると……!

 なんとなんと、ノーマルカブトムシやノコギリクワガタでも見た、あの魅惑の遺伝子……!!!

 あ……ッ!!! ちとメッセージウインドウが出て見づらくなってるけど(苦笑)、これは……!!

 現状、もっともド派手で目を引く遺伝子、“レッド”のノコギリタテヅノカブトやん!!! これは逃せない!! 絶対にレア色だよな!!!

 てなわけで急遽、ノコギリタテヅノカブトの3色目となるレッド君に戦いを挑むこととなった。

 ノコギリタテヅノカブトはつよき(青)のムシなので、我が軍からは……!

 やっぱり、れいせい(青)の大家、サタンオオカブトさんに出陣願おう!!

 体格的には、ノコギリタテヅノカブトもけっこうがんばっているんだけど……!

 ルーレットの目押し勝負ではサタンオオカブトに一日の長(いや知らんけどw)があって……!!

 ガゴンッ!!!

 攻撃力、末広がりの88!!!

 対するノコギリタテヅノカブトも奮闘したものの……!

 ふにゃらww

 23ではどうしょもないな……w

 けっきょく、この勝負は……!!

 続く2本目も情け容赦ない88の攻撃をくり出したサタンオオカブトに軍配!!

 「勝負アリッッ!!!」

 ってことで、あの……!!

 遺伝子“レッド”のノコギリタテヅノカブトを捕まえることに成功したのであった!!! やったやった!!! 順調じゃん!!!

 でも、いつまでも足踏みしていられないので、つぎこそコガシラクワガタに打って出るぞw

 続く。

 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info

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