【カブトクワガタ日記】第305回 ろくろ首、停滞する

突然変異の道険し

 カブトクワガタ界きっての異形のムシ、ロクロクビオトシブミの交配が順調に進んでいる。前回、前々回の記事で、少しずつ巨大化するクレーン車……じゃなかったロクロクビオトシブミのRバッジ付きの様子を記事にしてきたが、

 今回も……ほとんど変わり映えのしない、この世のモノとは思えない交尾を中心にお届けしたいと思います!!ww

 いや、決して開き直りではなく……。

 オウゴンオニクワガタのときは突然変異種までたどり着くことができなかったので、今回は必ずやその境地に達したいのだ!! なので突然変異種が生まれるまでは、ひたすら同じような記事を投下し続けるのである!!!

 ……って、自分で書いてて「開き直りだな」と合点してしまったのだが、気にせず突き進むことにします。

 えーっと、最初は……。

 ムッシャムッシャwww

 ろくろ首お母さんにメシを喰わせて体力の回復をはかるところからスタートだ。というのも、オウゴンオニクワガタのときはやたらとメスばかり生まれたのに今回は真逆で、オス中心の出産になっているのだ。回数を重ねれば均されてきて巨大母ちゃんも充実してくると思うけど、しばらくは少ないメスでローテーションしないといけないのである。

 と、ろくろ首母ちゃんに元気になってもらったところで……!

 ゆっさゆっさwwww

 交尾スタート!!

 そしてここからは、退屈な作業が続く。まずは、

 相変わらずの、金色の卵……。

 ゲームがゲームなら、

 「金タマゴ出たぁぁあああああ!!!www」

 ってことで、SSRのキャラが排出されるのを期待する場面であろう(何の話だ)。

 しかし、ここで出てくるのは……。

 ツルの子……じゃなかった、ロクロクビオトシブミである。ていうか、またオスかよ!!ww しばらくメスのターンになってくれてもいいのに!!

 ちなみに、このオスのサイズは……。

 花丸虫!! からの~~~。

 386cm!!! どうやらロクロクビオトシブミは、このへんのせめぎ合いになるようだな。

 ちなみに、つぎの交配でようやく……!

 メスが生まれてくれました!! サイズは248cmで、これまでメインで使っていたろくろ首母ちゃんより1cm大きいだけなんだけど、このへんがたくさんいてくれると交配の効率が上がっていくので(エサをあげる回数を減らせるからな)、非常にありがたいのである。

 では、生まれたばかりのこのメスを使って……!!

 ゆっさゆっさwwww

 しばらく、機械的な作業をくり返しますか!!ww

 でも、そうこうしているうちに、

 だいぶロクロクビオトシブミが増えてきたな……w この虫カゴ、リアルに存在したら不気味で仕方ねえだろうなぁ……(苦笑)

 そしてまもなく、

 エサが尽きてきたので補充しなければ。いやしかし今回も、オウゴンオニクワガタのときと同様の泥沼にハマっていきそうだぞ……。

 続く。

 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info

(C)2023 小学館・うえむらひろし