【#コロコロ500号】42年の歴史を詰め込んだ『コロコロ500号記念大年表』公開 第4弾!!(1992年〜1996年)

1995年(平成7年)第201号~第212号

■1995年のトピック: マンガとホビーの祭典「次世代ワールドホビーフェア」本格始動!
1994年末に創刊200号を記念して開催されたイベント「コロコロ200号フェスティバル」。ミニ四駆レース大会に限定グッズ先行販売、人気ホビーの体験ブースとそれらをめぐるクイズラリーなど、コロコロコミックの世界を体感できる無料イベントは大好評!1995年にはそれに続く形で5月に同会場で「いすゞビッグホーンカップ 1995次世代ワールドホビーフェア」が開催され、その後定期イベント化。コロコロとは切っても切り離せないホール、ドーム級規模の重要なビッグイベントに育っていく。80年代のファミコン、ラジコンブームの時代からマンガ+ホビー+イベントの三位一体の体制で子供たちと向き合ってきたコロコロの世界が新たな広がりを見せた年といえるでしょう。

▲1995年3月号表紙
▲次世代ワールドホビーフェア記事

■主な人気マンガ:
1月号~ 「ウホウホ ドンキーくん」須藤ゆみこ
2月号~ 「ミニ四ファイターV」青木たかお、「ぱにっくボンバー 4コマ劇場」むさしのあつし
3月号~ 「映画原作 2112年ドラえもん誕生」藤子・F・不二雄/三谷幸広
4月号~ 「ザ・ドラえもんズ」藤子・F・不二雄/田中道明、「プラモ改造武闘伝 ガンキッド」谷上敏夫、「貝造戦士ヤドカリくん」小野敏洋
5月号~ 「正伝ストリートファイターⅡV」坂井孝行
6月号~ 「ウルトラ怪獣かっとびグレート」玉井たけし
7月号~ 「前園真聖物語 フィールドの彼方に」樫本学ヴ(読切)
8月号~ 「BINGO!」松村努
9月号~ 「大長編ドラえもん のび太と銀河超特急」藤子・F・不二雄、「宇宙フレンド モジャ公」藤子・F・不二雄/MASAHITO、「学級王ヤマザキ」樫本学ヴ、「爆球連発!!スーパービーダマン」今賀俊
10月号~ 「サイファー」かとうひろし
11月号~ 「ランボ」上山徹郎
12月号~ 「究極カンニング漫画 カンニンGOOD」毛内浩靖(読切)
 
フルカウルミニ四駆の人気に応える形でマシン改造テクニックやレーサーとしての心構えをマンガで伝授する「ミニ四ファイターV」(青木たかお)や、怪獣などメカ物にとどまらないキットを扱い“次世代プラモまんが”と銘打った「プラモ改造武闘伝 ガンキッド」(谷上敏夫)、タカラのシューティングホビーを題材にしアニメ化もされた「爆球連発!!スーパービーダマン」(今賀俊)といったカスタム要素の強いホビー物や、他のゲーム原作物とは一線を画したシリアスさの「正伝ストリートファイターⅡV」(坂井孝行)、快投バスケットボール物「BINGO!」(松村努)、異色のサイキック・ホラー「サイファー」(かとうひろし)など、人気のゲーム原作ギャグに寄りかかることなく新機軸を打ち出そうする姿勢が感じられる連載が並ぶ。そしてコロコロの大黒柱である「ドラえもん」でもオリジンを描いた「映画原作 2112年ドラえもん誕生」(藤子・F・不二雄/三谷幸広)やゲーム連動の新解釈チーム物(今ならドラえもん版アベンジャーズ?)「ザ・ドラえもんズ」(藤子・F・不二雄/田中道明)の掲載など、“攻め”の姿勢が感じられるラインナップのなか、初期コロコロの息吹を感じさせるウンコチンチン系ギャグのヒット作「学級王ヤマザキ」(樫本学ヴ)がスタート!実に濃厚な1995年だ。

▲「ウホウホ ドンキーくん」須藤ゆみこ先生
▲「ミニ四ファイターV」青木たかお先生
▲「映画原作 2112年ドラえもん誕生」藤子・F・不二雄先生/三谷幸広先生
▲「爆球連発!!スーパービーダマン」今賀俊先生

■主なホビー: 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」超人気でミニ四駆第2次ブーム到来!!
元祖ミニ四駆マンガ「ダッシュ!四駆郎」(徳田ザウルス)のヒットは第1次ブームを巻き起こし1989年にアニメ化されるも諸事情により半年間の放送、全25話で終了。その後、ホビーとしてのミニ四駆人気にも陰りが見えはじめ、全国大会のジャパンカップは継続開催されてはいたもののブームが落ち着いてからの数年間は厳しい時期でした。作品としての評価とはうらはらにメディア展開として不完全燃焼だった「四駆郎」のリベンジのタイミングが訪れたのは1994年のこと。
 
特性の違う2台の兄弟マシンが活躍する新たなミニ四駆マンガとして企画されたのが「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」であった。作者のこしたてつひろ先生自らデザインした主役マシンのマグナムセイバー(星馬豪が使用)とソニックセイバー(星馬烈が使用)はこれまで主流だった大径ホイールのバギータイプとは異なり、小径ホイールをカウルで覆った流線型ボディ(このデザインラインがその後「フルカウルミニ四駆」としてタミヤのラインナップに加えられることになる)で、これまでのミニ四駆のイメージを覆す実にフレッシュなものでした。1994年7月号の連載開始と主役マシン初公開グラフ記事から人気は着実に上がり、9月にはマグナム&ソニックの全国発売が実現。マンガの展開としっかり歩調を合わせた商品展開は燃え上がった子供たちの熱を冷ますことなく、さらなる熱狂に駆り立てました。
 
1995年にはマンガの盛り上がりと計画的な登場マシン商品化のシンクロ、そして遊びの現場であるジャパンカップ(95年開催のVジャパンカップの来場者は10万人超え)に代表されるレース開催のトライアングルが完成し、1996年1月からのアニメ放送も決定、ミニ四駆第2次ブームと呼ばれる状況が整ったのです。

▲「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」ミニ四駆記事
▲「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」アニメ化告知トビラ

■1995年の世の中
阪神・淡路大震災発生、復興の合言葉「がんばろうKOBE」が流行語に
野茂英雄投手がメジャーリーグで活躍、新人王獲得
簡便型携帯電話、PHSがサービス開始
マイクロソフトよりOS、Windows 95発売
サンエックスのファンシーキャラ「たれぱんだ」がヒット
 
■コロコロトリビア: 歴代コロコロギャグのエッセンスが詰まった「学級王ヤマザキ」
藤子不二雄賞出身で生粋のコロコロ作家、樫本学ヴ先生が「やったね!ラモズくん」に続いて放ったスマッシュヒットギャグ作品が1995年9月号から連載開始された「学級王ヤマザキ」だ。ヤマザキ王国の王子を自称し、学園(小学校)を我が領土にしようと配下の動物たちと奇行を繰り広げる主人公ヤマザキの活躍は、ウンコチンチンの下ネタあり、ダジャレ(「おっパイよー(おはよー)」「パイなら(さいなら)」など)あり、ズッコケヒーロー(Yマン)あり、ひみつ基地(ヤマザキひみつ王国)や家来のワタナベ軍団(団マンガの系譜)要素ありで、創刊間もない70年代の「ゴリポン君」や80年代の「ロボッ太くん」、「超人キンタマン」、「あほ拳ジャッキー」など往年のコロコロ名作ギャグのエッセンスが感じられる当時のコロコロギャグマンガの集大成的作品だ。
 
その内容は当時の小学生のハートをしっかりとらえ、1997年にはアニメ化(「おはスタ」内放送→単独枠放送)もされる大人気作となった。そんな「学級王ヤマザキ」の作中で最も人気の高かったキャラは、ヤマザキが1ヶ月の便秘の果てに生み出した生命体「プー助」。見た目はどうみてもウンチだが、キャラクターとして愛らしく描かれ結果的に大好きになってしまうのも作者の力量の為せる技。時たまバカバカしい話と思わせておいて感動のヒューマンなエピソードがぶっ込まれる点もまた児童マンガたるコロコロイズムを感じさせてくれます。

▲「学級王ヤマザキ」樫本学ヴ先生 第1回
▲学級王ヤマザキ「ヤマザキ王国のひみつ」