【#コロコロ500号】42年の歴史を詰め込んだ『コロコロ500号記念大年表』公開 第8弾!!(2012年〜2016年)

2014年(平成26年)第429号~第440号

■トピックス:国民的人気者がコロコロを席巻!
「妖怪ウォッチ」が日本全国を席巻する大ブームに。また、日本初のトレーディングカードゲーム専門会社「ブシロード」との展開も開始され、カードホビー特集はさらに強力に、さらに充実になります。
 
また、テレビでブレイクを果たしたゆるキャラ・ふなっしーや、大人気ユーチューバー・ヒカキンが本誌に登場。あらゆる世代が読んでも、1ページたりとも人気者が出ていないページはない! というくらい元気な誌面となります。

▲2014年7月号表紙

■主な人気マンガ
1月号~「ポケットモンスターXY ポケモン竜王伝」石井敬士、「フューチャーカード バディファイト」田村光久、「カセキホリダー ムゲンギア」高枝景水
3月号~「マジで!!まじめくん」土田しんのすけ、「ヒャッハーだよ ふなっしー」まえだくん、監修:ふなっしー
4月号~「デュエルマスターズVS」松本しげのぶ
6月号~「ポケットモンスターXY 破壊の繭とディアンシー」北村謙次
7月号~「オレカバトル オレカモンスターズ冒険列伝」出水ぽすか
9月号~「でんぢゃらすじーさん邪大長編 最強空手シリカラテ」曽山一寿
10月号~「映画妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」小西紀行
11月号~「ポケモンΩR 紅き情熱」秦槙吾
12月号~「映画ドラえもん のび太のスペースヒーロー宇宙英雄記」むぎわらしんたろう、原作:藤子・F・不二雄
 
デュエマは「VS(バーサス)」となり、新章がスタート。また、アクティブな動きとトークのユニークさからテレビでも大ブレイクした千葉県船橋市のゆるキャラ、“梨の妖精”「ふなっしー」を、コロコロはさっそくマンガ化(作・まえだくん)。ひさびさの有名人(?)ものとなりました。

▲「ヒャッハーだよ ふなっしー」まえだくん先生

■主なホビー:「妖怪ウォッチ」グッズ、「フューチャーカード バディファイト」、「カセキホリダー ムゲンギア」
「妖怪ウォッチ」が大ブームに。「DX妖怪ウォッチ」「妖怪メダル」は全国で品切れ状態に。そんなこの年から販売開始されたのが、ブシロードによる期待の新作「フューチャーカード バディファイト」。異世界から現れるモンスターが人間とバディ(相棒)を組み、「バディファイト」の王者を目指すという世界観で、コロコロでは田村光久先生によるコミカライズが連載されました。
 
「カセキホリダー ムゲンギア」(任天堂)は、発掘したカセキから恐竜を蘇えらせてバトルするゲームで、2008年にニンテンドーDSで発売された「ぼくらはカセキホリダー」の3作目。2010年に発売された第2作目「スーパーカセキホリダー」では藤異秀明先生による前後編マンガが掲載されましたが、今回は高枝景水先生によるマンガ連載が開始されています。さらに2月号では誌上限定体験版のダウンロード番号が記載され、6月号では特別版「カセキホリダー増量ムゲンギア」を誌上通信販売するなど、超強力なタイアップ体制が敷かれていました。
 
また、前年2013年よりマンガ連載されていた「ヒーローバンク」(セガ/ニンテンドー3DS)も、この年の3月に発売。主人公の豪勝カイトがヒーロー着をまとってバトルを勝ち抜いていくRPGゲームですが、お金をテーマにしているのが特徴で、攻撃や防御の際にお金がかかり、お金があるほど強い技が使えるというシステム。この時期は斬新なホビーが増えていきます。

▲「フューチャーカード バディファイト」田村光久先生
▲カセキホリダー ムゲンギア特集記事
▲ヒーローバンク特集記事

■2014年の出来事
小保方晴子氏が万能細胞・STAP細胞の作成法を確立したと発表
ソチオリンピック(冬季)開幕
「森田一義アワー 笑っていいとも!」(放送期間:31年6ヶ月)が終了
インスタグラム日本版がスタート
FIFAワールドカップ・ブラジル大会開催
コンビニエンスストアでのカウンターコーヒーが一般化
 
■コロコロトリビア:ヒカキン登場! 「コロコロアニキ」創刊!
小学生のあいだで動画投稿サイトでの「ゲーム実況」「新品開封」「チャレンジもの」といったオモシロ動画が話題となるのがこの時期。これに注目したコロコロは、登録者数400万人以上(当時)をもつ「ヒカキンTV」のヒカキンを特集。記事ではヒカキンのプロフィールが紹介され、これによればヒカキンは中学生までコロコロ読者で、ハイパーヨーヨーやミニ四駆に夢中だったそう。
 
注目したいのは、ヒカキンを「YouTubeの人気者」や「YouTubeのスター」と紹介している点です。そう、この特集はまだ「ユーチューバー」という呼称が一般化する前。記事のアオリには「今一番キテるスターはテレビでも映画でもない!!」とありますが、2019年現在、そのとおりの状況となっています。コロコロの先見の明が冴える特集と言えるでしょう。
 
そして、この年は“大人向けコロコロ”「コロコロアニキ」が創刊。「ハイパーダッシュ!四駆郎」(武井宏之)など往年の人気マンガの新作掲載、「ゲームセンターあらしのインベーダーキャップ応募者有料サービス」といった企画で、コロコロ“卒業”世代のハートを鷲掴み。大人になってもコロコロ離れは出来ません!!

▲ヒカキン初登場
▲コロコロアニキ創刊号