【スプラトゥーン】トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!! あとばる×槇尭史による「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2」徹底解説~5~

たいじ選手の3連続キルに泣いたリーグ代表決定戦

――2日目の話も伺いたいんですけど、リーグ代表決定戦の決勝では、やはりというかGGBOYZが上がってきました。この2試合目でカラマリはフジツボスポーツクラブを選びましたけど、ここを選んだ理由は?
あとばる:フジツボスポーツクラブは、けっこう自分たちが得意とするブキの編成と噛み合っていて、練習試合で負け越していた-閃華裂光-とかにも勝率がよかったりと、チーム内で「勝ち」のイメージが強かったステージなんですよ。それで、みんなで「どのステージがいい?」となったときに、パッとフジツボスポーツクラブってなって。とくに反対意見もなかったので、そのまま採用しました。
 


▲(NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2 本大会2日目3:25:15より引用)

 
――自分たちにとって相性のいいステージだったと。槇さんは、このフジツボスポーツクラブという選択に関してはどうご覧になってました?
槇:選択自体は悪くなくて、ただ、GGBOYZ側もとくにフジツボスポーツクラブを苦にしている感じではないので、これも腕っ節の試しあい、実力のぶつかり合いなのかなって思いながら見ていました。どちらが不利とか有利とかはあまりなかったと思います。
 
――なるほど。試合の流れとか、どちらがうまくキルを取れるかとか。
槇:結局、GGBOYZとカラマリってそれが多いんですよ。どっちが勝つか本番次第みたいなところもあったりするので。練習試合のときのGGBOYZって、けっこうどこかのチームに負け越したりとかするんですよ。でも本番に異常に強いのがあのチームなので、練習試合は実はあんまり参考にならないというのはあります。編成的にもどのステージでも対応してくるので、そうなってくるとどのステージを選んだとしても結局は実力勝負になります。
 
――その2試合目のフジツボスポーツクラブ戦ですけど、途中まではカラマリのペースだったと思うのですが、最後10秒くらいで一瞬オールダウンをとられて逆転負けしてしまいました。
槇:明らかにあれが敗因なんですね。
 
あとばる:そうなんですよ。あそこ、残り20秒くらいで確かくろすくんが誰かと相討ちをとって、僕はやまみっちー選手のスプラスピナーと戦って撃ち勝ったんですよ。その時点で「これは勝ちだな」と思って上をチラリと見たら、いつの間にか2438学園さんとぴょんがやられてて。で、僕の視点だとなにが起こっているのか全然わからなくて、とりあえず右にたいじさんのシャープマーカーがいるという報告を受けたので、「これはシャプマーカーを落とさないと勝てないな」と思って向かったら、振り向きで当てられて返り討ちに遭ったという。
 2438学園さん、ぴょん、俺の順で倒されたらしいんですけど、このたいじさんの連続3キルで負けちゃったという感じですね。いつも練習のときに負けていたパターンってのが、ステージの左側のプレーヤーから落ちるというパターンで、大体くろすが最初に落ちるってのが多かったんですよ。左を見ているのがくろすだったので。
 で、今回は練習にもなかった右側のセーフティに動いているはずの2438学園さんがなぜか落とされるというパターンだったので、たぶんぴょんも想定していなかったんだと思うんですよ。最後にチャージャーは引いて、ボムピッチャーを撃つ立ち位置にいながらシャープマーカーにやられるってのは、なかなかないので。ぴょんもちょっと動揺じゃないですけど、そういうのもあって倒されちゃったのかなという感じはしますね。
 
槇:でも、あの場面で、ああいうプレーをしてくるところがたいじだな、とは思うよね。
 
あとばる:いや、そうなんですよ。あそこで3枚キルをやってくるんだったら、もうどのチームもどうしようもないなと思いましたもん。あのタイミングで相手を3枚落としたら、そこまでの状況がどうなっていようがほぼ勝てちゃうので。僕らとしてはこれは仕方がない試合だなと思っていて。
 1試合目のスメーシーワールドのほうが、くろすもスペシャルを吐けなかったとか、俺もちょっと2438学園さんが抜けるのに気づかなくてパブロを追っちゃったとかあるので、反省点が多いのはスメーシーワールドの方かなというのはチームとして話していたんですけど。
 


▲終盤にGGBOYZたいじ選手の3連続キルが炸裂。実況の「たいじが笑う!」のフレーズも非常に印象的なシーンだ。
(NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2 本大会2日目3:26:33より引用)

 
――スメーシーワールドはチームとしてあまりうまくいっていなかった?
あとばる:そうですね。そもそもが自分たちはこれがこの日最初の試合だから、変な話1本目は肩慣らしみたいな感じだったんですよ。で、2本目に自分たちの得意なステージで終始押していて「よしよし、これで1-1だな」と思ってたら、たいじさんの3連続キルでまくられちゃったので、「まぁ、こりゃしょうがないかな」って感じですね。
 
 

【今回のまとめ】
・リーグ最終戦は編成上はGGBOYZ有利だったが、撃ち合いを制してカラマリが見事に勝利!
・リーグ最終戦でのGGBOYZとの試合は、相手のパブロの抜けをしっかりと潰せたことが勝利につながった。
・2日目のリーグ代表決定戦での敗因は、たいじ選手に3連続キルされたことに尽きる。

 
次回は絶対王者GGBOYZとの試合を振り返り。
 
次回はナワバトリバトルで勝つための戦略やチーム編成のポイントについて、槇さんにいろいろと話を聞いてみたぞ。乞うご期待!
 

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次回は7/9(火)更新!!

 
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