【スプラトゥーン】トッププレイヤー イカすガチ対談マッチ!! あとばる×あしんが語るナワバリバトル&スパッタリーの極意~1~

5年☆組〜あしんとらず学級〜は変則的な編成のチーム!?

――甲子園とNPBに出場した5年☆組〜あしんとらず学級〜というチームはどういう経緯で結成したんですか。
あしん:もともと僕が「忍ism(シノビズム)」というところに所属していて、チームを組んだ女性メンバー3人も同じ忍ism所属の「花鳥風月 星組」ってチームのメンバーだったんですよ。
 それで星組は4人なんですけど、ひとりが海外に住んでいて一緒に甲子園に出るのは難しいというので、僕が助っ人的な形でチームに加入したという感じです。
 
――そういうことだったんですね。あしんとらず学級といえばハル選手、ほのか選手という小学生プレーヤーのいるチームとしても話題になりました。あしん選手はチームを組む前から、このふたりとは面識があった?
あしん:忍ismに加入する前はまったく知らなくて、入ってから「小学生のプレーヤーがいるんだ」と知って。(NPBの大会で広島東洋カープ代表として出場した)メロンくんとかも所属していて、「小学生すげえな」と。しかも、みんなやる気もすごくあって、そこから注目するようになりましたね。
 


▲メロン選手は大会当時12歳。こうした若いプレーヤーの台頭が目立ったのも「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2」の大きな特徴だった。
(NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2 本大会1日目3:25:25より引用)

 
――あしんとらず学級の結成以前に、一緒に星組の女性メンバーと『スプラトゥーン』でチームを組んでプレーする経験はあったんですか?
あしん:結成前はハルちゃんやほのかちゃんとリーグマッチを1~2度やったくらいで、本格的に組んでプレーをはじめたのは甲子園に向けてチームを結成してからですね。
 
――メンバーに小学生の女の子がいるということで、ちょっとやりづらいなとか、戸惑いはなかった?
あしん:なかったですね。僕自身、そんなに年齢は気にしていなくて、やる気があるかどうかを一番重視しているので。
 ふたりに関しては、配信もよくやっていてやる気が感じられましたし、ウデマエも確かだったので、組みづらさというのはまったくなかったです。実際、チームを組んでからも意見とかをけっこう出してくれたりして、その点でも助かることが多かったですね。
 
――あとばる選手はあしんとらず学級とはNPBの大会でも対戦しましたけど、どんなチームという印象を持っていました?
あとばる:やっぱり、あしんさんが大黒柱で、かつ最前線で相手をバンバン落とすチームという印象が強いですね。本当にほかのチームとは毛色が違うなと思っていて、基本的にナワバリの構成って前衛、中衛、後衛で1、2、1とか1、1、2になるんですけど、あしんとらず学級は距離感が103なんですよね。
 持っているブキは、ダイナモローラーだったり、シャープマーカーネオだったりするんですけど、わりと前線に出にくいブキが揃っていて、編成で見てるとシャープマーカーネオが前に出るべきなんでしょうけど、ちゃんとナワバリとしてのシャープマーカーネオの動きをしているので、結果的に前衛がひとりになっちゃっているというチームだったんですよ。そういう変則的な形になっていたので、個人的にはすごくやりにくい相手でしたね。
 


▲(NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2 本大会1日目6:18:56より引用)

 
――ちょっとほかにない編成のチームだった。
あとばる:そうなんですよ。本来いるべきところに相手がいないという。その上で「なんで君、ひとりで前に出てくるの?」って感じで、あしんさんがガンガン前に詰めてきて、油断するとあっという間に倒されちゃう。
 この前線に出てくるブキがスプラマニューバーとかブラスターだったら、こっちもうまく対処できるんですけど、スパッタリーって本当に上手い使い手が少なくて、自分も実戦での経験値が少ないので「えっ、そこから射程が届くの?」みたいになって。
 
――使っている人が少ないからこそ対処法が難しい。
あとばる:本当にどう対処すればいいか全然わからなかったので、けっこう対抗戦をさせてもらったんですよ。
 
あしん:やりましたね。
 
あとばる:それで、結論としては、チーム単位で対策しようという感じになって。
 
――具体的にはどんな対策をとったんですか?
あとばる:編成的に後ろに人が多いということは、逆に前を潰しやすいということなので、あしんさんだけに気をつけて、広いステージはガンガン抜けちゃおうってのをチームでは話してました。
 だから、NPBで戦ったステージがチョウザメ造船だったんですけど、僕は本来なら塗り役をやっているんですが、このときはシャープマーカーネオでやられてもいいからガンガン前に出て、とにかく相手陣地に塗りを残すという形でやりましたね。
 
――なるほど。チームとしてしっかり対策は考えていたんですね。逆に、あしん選手はカラマリというチームの印象はいかがでしたか?
あしん:前がめちゃくちゃ強かったのももちろんあったんですけど、僕らのチーム的にどうにかしてぴょんさんを落とさないと100%勝てないという結論になったんですよ。前線を落としても結局、ぴょんで止まるみたいな。だから、意地でも倒す、まったく塗らないで潜伏してでも倒そうという話をしていて。
 それでNPBのチョウザメ造船ではぴょんさんをうまく落とせたりもしたですけど、やっぱり残りの3人が強くてダメでしたみたいな。最後は「もうこれ、どこを崩せばいいんだ」って感じで、ちょっと混乱してしまったところはありましたね。
 


▲チャージャーの名手として知られるぴょん選手。彼に自由に仕事をさせないことがカラマリというチームを倒すための大きなポイントのひとつだ。
(NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2 本大会1日目6:21:01より引用)

【今回のまとめ】
・あしん選手はトッププレーヤーの中でも唯一無二といえるほどのスパッタリー使い!
・スパッタリーは複数の敵に対しても対応できるポテンシャルが魅力!
・スパッタリーはジャンプ撃ちから攻撃を仕掛けることが対面でのポイント!

 
次回も引き続き、あとばる選手×あしん選手の対談をお届け!
 
両者が激突した「NPB eスポーツシリーズ スプラトゥーン2」の話題とともに、ナワバリバトルにおけるチーム戦略について聞いてみたぞ。お楽しみに!
 

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次回は10/29(火)更新!!