なかなかいねぇ……
盟友・つよし君の言いつけを嫌味なほどよく守り、
ムッシャムッシャ！！ｗｗｗ
シャキーーーーン……！
と、各性格の代表選士たちに給料（エサな）を与えて、元気を取り戻してもらった秋の日－－。
おじさんは再び、
村のご神木に取り付いてのレア遺伝子探しを始めたのであった。
とはいえ、この木に出現するムシも、最近書いていたアトラスオオカブトじゃないけど、
そこそこ、レア遺伝子が発見され始めている。なので、パッと思いつく未発見のムシは……。
↑こちらの、ニジイロクワガタの3色目。緑、オレンジと発見しているけど、果たして3色目がどんなものなのか、もともとサイケな色をしているムシなので想像もできないｗ
そして、最大の問題は……！((ﾟДﾟ；))
ずら～～～～り……ｗｗｗ
見事なまでに同じ色がズラリと並んでしまったヘルクレスオオカブト……ｗ
なんでこんなことになってしまっているのかと言えば、
｢ヘルクレスオオカブトは世界最大にして最強！！！ その最大サイズを作らねば、『カブトクワガタ』は始まらねえ！！！｣
ってことで、最大サイズコンテストが行われたのをきっかけに交配をくり返した過去があるからｗ そのときはレア遺伝子への意識がまったくなかったので、ただひたすら、ポピュラーな黄色いヘルクレスオオカブトを量産していたんだよなぁ……ｗ
そんなヘルクレスオオカブトだが、もう俺とたっちー先生はタダの関係ではなくなっている。
ナゼなら、これまた再三記事にしたけど、夏の終わりに取材に赴いたカワスイ（川崎水族館）の昆虫展において……！！
超接近！！！ 触ることはできなかったけど、これだけ近づいての触れ合いを実現することができた！！！ もう、ヘルクレスオオカブトとはマブ！！
｢ヘラちゃ～～～んｗｗｗ｣
｢角さ～～～んｗｗｗ｣
と呼び合うほどの関係になったと言っても過言ではないッ！！！（過言だろ）
てなわけで、とりあえず1色しか持っていないヘルクレスオオカブトに狙いを定めて、村のご神木でのサーチを始めた。
しかし、現れるのは……！
これは……セアカフタマタクワガタか。
こいつはどう見ても、アトラスオオカブトだな。もう3色いるからお呼びじゃないな。
ときには……！
ずん！！ｗｗｗ
｢うお！！ シッコクオオカブト出たぁああああ！！！ｗｗ｣
とレア色の出現に色めき立つも、オウゴンオニクワガタの黒はとっくに捕まえているんだよなあｗ でも、テンション上がるよねえｗｗｗ
でも気づけば、
木のアチコチに見えるシルエットは、多くがメスのものに……ｗ
これは……敗北の予感？
それとも……何かが起こる前触れなのか！？
不穏な空気のまま、次回に続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部！”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか！』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター：
https://twitter.com/kabukuwa_info
（C)2023 小学館・うえむらひろし
