そう簡単にはいきません
オウゴンオニクワガタの量産を始めて3日目にしてようやく、
よしッッ！！！ これを待っていた！！ MAXサイズのオスを手に入れるための最高の素材！！！ 全長185cm！！ これ以上大きなメスは存在しない、史上最大のお母ちゃんゲットしたぞぉぉおおおお！！！ｗｗ
ってことを、前回の日記で記した。
いやあ、ここまで来るのにけっこう時間が掛かっちまったな。だってそのころには、俺のオウゴンオニクワガタコレクションは……。
オス9匹、メス10匹の大所帯に……ｗ 虫カゴの中はまさに、
ｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬｳｼﾞｬ
って感じにオウゴンオニクワガタが蠢く巣窟と化していたわけだ……ｗ
でも、今回の取り組みは最大サイズのメスがゴールではない。あくまでも、
オスの最大サイズもしくは突然変異種
↑こちらを手に入れられないことには話にならないのだ。しかもできることなら、技“すばやさアップ”が2回使える突然変異種を我が軍に加えたい……！ そのために、やれることは……！！
ゆっさゆっさｗｗｗｗ
交配を続けるしかないのだぁぁあああ！！！
ってことで再び繁殖を始めたんだけど、最大サイズのメスは1匹しかいないので、
当然、フル回転になるよなぁ……！ 1回交尾したらメシを喰い、食い終わったら地下室へ……という、恐るべきハードワークを課すことになっちまったわ。
これで、すぐに目的のオスが生まれてくれればよかったんだけど、
物欲センサー発動中のためか、当然ながらそんなにうまくいくはずもなく……ｗ よってまたしても、
ムッシャムッシャｗｗｗ
無理やり腹を膨れさせて、作業に戻ってもらうしかないのであった……。
そのうち、あんなにたくさんあった万能伝説の幼虫エサも、
枯渇……ｗ 軍資金集めをしておいたからよかったものの、
1個5000円もするエサを大量購入するのは、やっぱり骨が折れる……！ ぼちぼち突然変異種を誕生させて、虫相撲大会に舞い戻りたくなってきたわ！！ｗｗ
が……。
負のサイクルに入ってしまったのか、
オス15匹、メス13匹に増えるまで繁殖をさせても、突然変異種はおろか、MAXサイズのオスにもたどり着かない。これじゃあまた、エサを買い足さないといけないかもなぁ……。
なんて思い悩み始めたころ……！
ようやく、一筋の光明が射し込んでくるのである。
続く。
大塚 角満
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部！”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか！』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。
『カブトクワガタ』公式ツイッター：
https://twitter.com/kabukuwa_info
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