【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』第205回 パズドラに捨てキャラなし!? ミノタウロスの思い出を語る!!

第205回 「ミノタウロス」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を語りまくる!
今回は“ミノタウロス”を大紹介!!

▲迷宮の獣人・ミノタウロス

 この連載では基本的に、ダンジョンボスやガチャでゲットする希少性の高いモンスターを中心に解説をしてきた。

 でも、改めて自身のモンスターボックスを精査していたとき、意外なほど小型モンスター(いわゆるザコモンスター)にも名優が揃っているよなぁ……ということに気付いてしまったので、ここらでそういったキャラも取り上げていきたくなった。

 パズドラは昔から“捨てモンスターがいない”と言われてきたけど、それを象徴する存在こそ、ダンジョンの道中を彩るザコモンスターたちなのだから……!!

 そんなわけで今回は、モンスターNo.787の大ベテラン“ミノタウロス”に言及したいと思う。

 ミノタウロスが初めて登場したのは、いまから10年も昔の2013年8月。このときに初登場を果たした神秘龍、バールベックのダンジョンに出現したのである。ちなみに、この神秘龍シリーズは筆者が考案したモンスターたちなので非常に思い入れが強いです。ミノタウロスと関係ないけどw

 肝心のミノタウロスは何度も言うようにザコモンスターなので、手に入れたところでリーダーとして使えるようなポテンシャルは持ち合わせていなかった。しかし、天使シリーズのウリエルとスキルを同じくしていたので、貴重なスキル上げ用キャラとして一定の需要があったのだ。現在はスキル上げと言えばピィを使ってしまうと思うけど、当時はスキルが同じのザコモンスターをかき集めて合成するという手段が主流だったのである。

 そんなミノタウロスは、ギリシア神話に登場する牛頭人身の怪物がモチーフ。アレコレあって(ややこしいうえに長いので省かせてもらう)牛頭で生まれたミノタウロスは手の付けられない乱暴者となり、迷宮(ラビリントス)に閉じ込められる。これを討伐したのが有名なテセウスで、脱出のときにアリアドネに持たせてもらった糸を使った……という逸話を聞いたことがある人も多いはずだ。

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

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次回は4月3日(月)更新!!

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