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ドブフクロウのMtGブレイキングアカデミー vol.110 ~現行環境最強のコントロールデッキ、スゥルタイ根本原理~

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By ドブフクロウ
みなさんこんにちは。MtGライターのドブフクロウです。

今週から『モダンホライゾン2』のプレビューが開始されました。『モダンホライゾン』とはスタンダードを経由せず直接モダン(+レガシーやヴィンテージ)にカードが追加されるという特殊なセットで、《甦る死滅都市、ホガーク》や《レンと六番》といった超強力なカードが収録されていたセットでもあります。

プレインズウォーカーカードも何枚か公開されており、中には懐かしの名前も見受けられます。他にも疑似ピッチスペルなどレガシーやヴィンテージにも影響を及ぼしそうなカードの登場や、テキスト欄に《ブラック・ロータス》の名が登場するカードなど、いい意味で何でもアリなセットになっているようですね。

さて、『モダンホライゾン2』の内容も気になるところですが、今週もスタンダードの最新のデッキリストを見ていきたいと思います!

STANDARD CHALLENGE on May 17, 2021

さて、本連載ではもはや定番と化した(?)Magic OnlineのSTANDARD CHALLENGE。スタンダードのメタゲームを見ていく上で、プロプレイヤーたちも参考にしている大会の一つです。

現環境は先週お伝えした「ジェスカイサイクリング」や先々週紹介した「白単アグロ」、『ストリクスヘイヴン:魔法学院』以降はまだご紹介していませんがこれまた定番デッキである「ディミーアローグ」などが環境のトップメタに君臨していますが、それらと対等以上に渡り合うことのできるコントロールデッキが存在します。それが「スゥルタイ根本原理」です。

スゥルタイ根本原理(使用者:Omegauo選手)
枚数 カード名(メインボード)
4 《樹皮路の小道》
4 《清水の小道》
4 《闇孔の小道》
3 《寓話の小道》
3 《森》
2 《島》
1 《ケトリアのトライオーム》
2 《沼》
3 《疾病の神殿》
4 《ゼイゴスのトライオーム》
1 《長老ガーガロス》
1 《鎖を解かれしもの、ポルクラノス》
1 《嘘の神、ヴァルキー》
1 《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》
1 《オニキス教授》
2 《アールンドの天啓》
1 《バーラ・ゲドの復活》
4 《耕作》
4 《出現の根本原理》
1 《絶滅の契機》
1 《ペラッカの捕食》
2 《海門修復》
3 《影の評決》
1 《取り除き》
2 《ひらめきの瞬間》
4 《無情な行動》
2 《ジュワー島の撹乱》
2 《神秘の論争》
1 《否認》
1 《エシカの戦車》
4 《古き神々への拘束》
1 《エルズペスの悪夢》
1 《キオーラ、海神を打ち倒す》
4 《海の神のお告げ》
4 《狼柳の安息所》
枚数 カード名(サイドボード)
1 《空を放浪するもの、ヨーリオン》
1 《長老ガーガロス》
1 《鎖を解かれしもの、ポルクラノス》
1 《取り除き》
1 《神秘の論争》
1 《否認》
1 《影の評決》
2 《強迫》
1 《真っ白》
1 《悪意に満ちた者、ケアヴェク》
2 《星界の大蛇、コーマ》
2 《才能の試験》

 

「スゥルタイ根本原理」は、その名の通りスゥルタイ(黒緑青)カラーのコントロールデッキです。『カルドハイム』環境初期で人気が出たこともあり、この連載でも2週続けて取り上げたこともありました(参考1参考2)。

▲《出現の根本原理》

キーカードの《出現の根本原理》は現行スタンダードにおける「1枚で勝てるカード」の代名詞のような存在です。ライブラリーから同名カードを除く3枚の単色のカードを探し、そのうちの2枚をマナ・コストを踏み倒して唱えることができます。大抵の場合、6~7マナ程度のカード2枚を唱えることができるので、実質的に12~14マナ程度のパフォーマンスを発揮してくれます。

▲《オニキス教授》
▲《飢餓の声、ヴォリンクレックス》

『ストリクスヘイヴン:魔法学院』からは新カードの《オニキス教授》が採用されています。『ストリクスヘイヴン:魔法学院』リリース直後は入っていたり入っていなかったりしましたが、最近は《オニキス教授》を1枚だけ投入したリストが主流です。起動型能力も強力ですが、「魔巧」能力が優秀で、自身がフィニッシャーとなれますし、ピンチのときもライフゲインで延命することができます。もちろんプレインズウォーカーなので《飢餓の声、ヴォリンクレックス》との相性もよく、《オニキス教授》《ヴォリンクレックス》をセットでサーチすることもよくあります。

また、デッキ全体がコントロールデッキとしてまとまっているため、《根本原理》を抜きにしても除去と打ち消しでゲームを長引かせながらフィニッシャーを連打する展開もあります。《キオーラ、海神を打ち倒す》や《アールンドの天啓》といったカードを素撃ちすることも多々ありますし、土地としてプレイすることも多い《海門修復》がミラーマッチでは勝敗の鍵を握る、といった展開も少なくありません。

▲《海門修復》
▲《才能の試験》

サイドボードに採用されている《才能の試験》はまさにそんなミラーマッチで重要なカードです。対戦相手の《根本原理》を《才能の試験》で打ち消せば以降のゲーム展開がかなり楽になりますし、そうでなくとも《否認》や《強迫》などの呪文を打ち消すことでぐっと楽にゲームをすることができるようになります。

《空を放浪するもの、ヨーリオン》がいる関係でデッキのサイズは80枚となっていますが、メインボード・サイドボードともに構築の自由度が高いこのデッキ。組めば長いこと遊べるデッキです。みなさんもぜひ組んでみてはいかがでしょうか?

ライター:ドブフクロウ
青春時代のほぼ全てをテキストサイトやゲーム系サイトを徘徊することに費やしていた根暗ライター。人間としての軽薄さに定評があり、親しい間柄では「空っぽ」というあだ名で呼ばれることもある。 MtGプレイヤーとしての腕前は自他ともに認めるヘッポコだが、青春時代に (いろいろなものを犠牲にして) 培ったMtG知識量は他の追随を許さない。

 

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