【カブトクワガタ日記】第251回 “最強が集う大会”への招待

このあと、ヤバいことになります

 ダウンロードコンテンツの色違いを探して各地のご神木を放浪する中で……。

 「ぼちぼち、交配のことも視野に入れて5倍買取セールのムシを確認しておくかな」

 ってんで、ほんの軽い気持ちで村のよろず屋に入ったところ……!!

 !!?!?

 何その、特別な虫相撲大会って!!!! そんなのが開催されているって、いま初めて聞いたんですけどぉぉぉおおお!!((゚Д゚;))

 ……ってところまで前回の記事で書いた。

 ってことは……!

 この虫相撲大会で活躍できれば、いまだ未発見の……!

 マルスゾウカブトに……!

 ケンタウルスオオカブト……!

 そしてネプチューンオオカブトのレア色ももらえるんですかね……!??

 さらに言うなら、ここまでに捕まえてきたダウンロードコンテンツのRバッジ付きとは別の色……つまり、SRバッジ付きもゲットできちゃったりするってこと!!?

 『カブトクワガタ』の公式プレイ日記でありながら、重要な情報はすべてシャットアウトして遊んでいるため(じゃないと臨場感のある記事は書けないのでね)、俺の発言はすべて希望的観測である。いやでも、現時点ではヘルクレスオオカブトのリッキーブルーしかSRバッジ付きは見つけられていないけど……この特別な虫相撲大会で一気に、SRバッジ付きの仲間を増やせるかもしれない!?(※くどいようだが、希望的観測です)

 しかし、ホントにそんな大会が行われているのか、看板娘ひとりだけの情報では胡散臭いこと甚だしかったので(失礼)、他のよろず屋にも足を運んで確認してみたよ。

 すると……!

 町のよろず屋のみかんも……!

 谷のよろず屋のはるかも、まるでテープレコーダーのように一言一句たがわぬセリフをくり返すではないか!!ww 導入も語尾も同じ発言って……もしかすると、特別な虫相撲大会を啓蒙するためのマニュアルが関係者に配られているのかもしれないなwww

 でもこれにより、虫相撲大会がテコ入れされたことは確実となった。となれば……!!!

 「いますぐ参戦して、優勝をかっさらってやるぜ!!ww どうせまた、強さが200とか300のムシが相手だろうからさwww

 俺はヘラヘラと弛緩した顔で笑いながら、虫相撲大会の会場に足を運んでみた。そしていつもの司会者に話し掛けたのである。

 そしたら……!

 ふむふむ!! 特別な虫相撲大会は、ダウンロードコンテンツ購入者用に用意されているものなんだな!!

 さらに話を進めると突然、司会者が聞き捨てならぬことを言い放ったではないか。

 「特別な色のムシがもらえる」

 ってのは看板娘から聞いた通りだからいいんだけど……問題は、その前!!!

 “激ムズ!ついか虫記念大会”

 の“激ムズ!”が、非常~~~に引っ掛かるんですけど!!ww

 でもこのときは、

 「とは言え、ムズいにしても手心が加わっているんだろうな^^; ムシの強さにしてだいたい、400前後とか。わかってんねん。ちってんねん」

 どちらかと言うとヌルい難易度の『カブトクワガタ』というゲームの現状を鑑みて、そんな分析をする俺。しかし、その十数分後に、

 「ヌルいのは『カブトクワガタ』じゃなく……! 俺の考えのほうだった!!!!(((( ;゚Д゚)))

 と思い知らされるのだから、人生ってわからないものですね……(((( ;゚Д゚)))

 さて、おじさんムシ使いはこのあと、どんな目に遭わされるのでしょうか……??

 続く……w

 

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

『カブトクワガタ』公式ツイッター:
https://twitter.com/kabukuwa_info

(C)2023 小学館・うえむらひろし