【あつ森】『あつまれどうぶつの森』プレイ日記角満島開拓日誌　第685回　秘境の景色に憧れて（1）

2022年02月03日 12:30

#『あつまれどうぶつの森』プレイ日記角満島開拓日誌 #Nintendo Switch #あつまれどうぶつの森 #ゲーム #大塚角満 #連載

アーサーが別荘に求めたものは……！

　前回の記事では、“モダンな別荘、ここに極まれり！”といった感じの、ジュンが求めた“純（ジュン）喫茶風別荘”を紹介した。

【あつ森】『あつまれどうぶつの森』プレイ日記角満島開拓日誌　第684回　別荘でもおいしいコーヒーを

2022年02月02日 12:30

　このジュンの別荘に代表されるんだけど、参考になるお店や建物が簡単に思いつく、カッチリとしたテーマの作業はじつに楽である。というのも、デザインをしているさなかに必ずや、

　｢お……！　なんか知らんけど……つぎつぎとアイデアが思い浮かぶんだけど！！　俺って、こういったレイアウトの天才じゃね！？｣

　なんていう“ゾーン”に入る瞬間があって、まるで決まったパーツを並べるジグソーパズルが如く、アレヨアレヨとデザインが完成に向かってしまう……なんてことが起こるから。

　でもこれって、冷静になってから考えると、絶対に脳内のどこかにいつか見たお店の景色（ジュンのときは喫茶店の風景）が残っていて、無意識のうちにそれに近づけていっているだけなんだろうなと（苦笑）。喫茶店風だけじゃなく、ライブ会場風とかファッションショーのランウェイ風なんてのも求められて作ったんだけど（近々紹介します）、どれもこれも作っているときは、

　｢俺って天才じゃね！！？ｗｗｗ｣

　だったのに、完成品を見たいまでは、

　｢これ……間違いなく、なんかのパクリだわ＾＾；；；｣

　と確信している次第……ｗ　ま、いいんだけどねｗ

　で、何が言いたいのかというと、このように参考になるデータが頭の中にある建物は作りやすい……ってこと。でも、どうぶつの中には、

　｢え！？　それって、どこから手を付ければいいの！？ｗ｣

　と驚いてしまうような要求をしてくる者もいて、そういった仕事を受けたときには思いのほか時間が掛かってしまいますよ……ってことを、いまから書かせてもらいますｗ

秘境を作れ！？

　その日も俺はリゾートバイトに赴いて、別荘建築を希望するどうぶつの要望を聞いて歩いていた。

　しかし……。

　忍者屋敷か……。悪くないけど、いまはそんな気分じゃないなぁ……。

　ウシが｢バーベキューをして過ごしたい｣って……なかなかエッジの効いたジョークをかましてくれるじゃねえかｗ　なんだか申し訳なくて、とても仕事を受けられるものじゃありません！！ｗ

　こんな感じで、イマイチ琴線に触れるテーマがなかったので、俺はルナステラ島に取って返し、

　たまたま最初に出会ったアポロに“おみやげチョコレート”を手渡して……！

　リゾート島にご招待！！　浜辺にいるどうぶつにピンと来なかったら、こうして自分の島のお気に入りを連れて行って、別荘作りに勤しむのが吉ですなあ！！

　そして……！

　このときのアポロの要求が思いがけず突拍子もないもので、その後のレイアウト作業がなかなかにしてたいへんになるのである。

　アポロは、↓こんなテーマを掲げてできたのだ。

　だ、誰も見たことがない絶景や秘境だと……？？

　それって……別荘の建物内に作るんだよね？？　え、できるの？？ｗ

　でももしかすると、必ず設置しなければならないマストアイテムに、絶景や秘境を完璧に表現する必殺の逸品があるのかもしれない。そんな期待を抱きつつ、アポロの要求を見ると……！

　マストアイテム、遺跡の柱だけかよ！！ｗｗ　けっきょく、俺のイメージですべてを補わなきゃいけないってことか！！ｗ

　そこで、ロケーションはとっておきの、無数の滝とヒカリゴケで覆われた↓こちらを選択し……！

　いっさい手を付けないこの状態で十分に秘境感が出ていたので……！

　｢手付かずの自然を用意しました！！！ｗｗｗ｣

　と納品しそうになるも、すんでのところで思いとどまるｗ

　けっきょく、

　狭苦しい部屋にそそり立つ遺跡の柱を茫然と眺めながら、アポロの無理難題に向き合うことになったのでした……ｗ

　続く。

1年前の今日は？

　せっかく丸1年、1日たりとも欠かさずにプレイしているので新企画“1年前の今日は？”と題して、“昨年の今日のスクショ”を1枚掲載していこうと思います！

　ちょうど1年前、2021年2月3日の様子は↓こちらです。

　ツンドラが旅立ち、ルナステラ島は新しい時代を迎える……！

大塚(おおつか) 角満(かどまん)
1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部！”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか！』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。