デュエマ妄想構築録 vol.19-1 ~生まれ変われ!実質メメント守神宮!!~


By まつがん
 
恒例の宣伝からだが、皆さんは先週発売したコロコロコミック2月号はもう入手されただろうか?
 

 
デュエル・マスターズの原作コミックが読めることはもちろん、その他デュエマに関する最新情報も色々と掲載されている。ぜひとも手に取ってみて欲しい。


カードゲームにおいて、「カードが生まれ変わる」というのはよくあることだ。
 
呪文が持っていた能力をクリーチャーが持つようになったり、あるいはまたその逆でも、もともとあったカードの効果を新しく出たカードが継承しているように思える場合、カードがある意味で生まれ変わったものと評価できる。

▲「必殺!!
マキシマム・ザ・マスターパック」収録、
「制御の翼 オリオティス」
▲「絶対王者!!
デュエキングパック」収録、
「オリオティス・ジャッジ」
▲エピソード3
「最強戦略パーフェクト12」収録、
「ゴースト・タッチ」
▲「絶対王者!!
デュエキングパック」収録、
「特攻人形ジェニー」

たとえば《制御の翼 オリオティス》が出た後、踏み倒しを呪文で戒める《オリオティス・ジャッジ》が出たり。
 
あるいは初期からある手札破壊呪文の《ゴースト・タッチ》に対し、同様の効果をクリーチャーが実現する《特攻人形ジェニー》が出たり。
 
こうしたいわばデザインの再利用は、それまで成立していたのとは別の全く新たな可能性を、デッキ構築に対してもたらしてくれる。
 
なぜなら、求める効果を実現するために使用するカードタイプが違ってくるならば、その最大効率を求めるためのルートも、自ずと変わっていくこととなるからだ。
 
さて、ではなぜ今回わざわざこんな話から始まったのかというと。
 
超天篇第4弾に収録されていたとあるカードに対し、強烈な既視感を抱いたからである。

▲超天篇第4弾「超超超天!覚醒ジョギラゴン vs. 零龍卍誕」収録、「審絆の勇み 陽彩」

《審絆の勇み 陽彩》。
 
シンパシーを持ち、自分のコスト6以下のクリーチャーすべてにブロッカーを与える代わりに相手プレイヤーは攻撃できなくしてしまうという、その名の通り自陣のクリーチャーをまるで堅牢な要塞と化してしまう大味な能力を持っている。
 
だが、むしろオリジナリティの強そうな能力である。一体なぜ、このカードにここまで既視感を感じるのか……。
 
……ん?
 
ブロッカーを……味方全体に持たせる能力……?

▲「絶対王者!!デュエキングパック」収録、「Dの牢閣 メメント守神宮」

ま、まさかお前は殿堂入りしたはずの《Dの牢閣 メメント守神宮》!!!???
 
そうか、つまり《審絆の勇み 陽彩》は《Dの牢閣 メメント守神宮》の生まれ変わり……?
 
ならば《BAKUOOON・ミッツァイル》が殿堂入りしてすぐに《MEGATOON・ドッカンデイヤー》が頭角を現したように、殿堂入りした《Dの牢閣 メメント守神宮》の後を継げるのは、この「実質《Dの牢閣 メメント守神宮》」こと《審絆の勇み 陽彩》しかいない!
 
(※というわけで、以下では《審絆の勇み 陽彩》のことを《Dの牢閣 メメント守神宮》と表記するので、そのつもりで読んで欲しい)
 
さて、早速《Dの牢閣 メメント守神宮》でデッキを作っていくことにしよう。
 
まずこの《Dの牢閣 メメント守神宮》はなぜかデメリット効果があるので、ゲームに勝利するためにはまずこのデメリットを回避する方法を考え出さなければならない。
 
加えてこの《Dの牢閣 メメント守神宮》にはプレイヤーが最初のカードを引いた時に発動できるDスイッチのような便利な能力もなぜか存在せず、そこまで恒久的な耐久も期待できない。
 
……おかしい……あの《Dの牢閣 メメント守神宮》がこんなに手のかかる子だったはずは……。
 
い、いや待て落ち着くんだ。きっと何かを見落としてるだけなんだ。
 
そう思って私が再度カードリストを見直したとき……
 
最高の相棒が、同じセットに収録されていたことに気が付いたのである。

▲超天篇第4弾「超超超天!覚醒ジョギラゴン vs. 零龍卍誕」収録、「音奏 バグバイブス」

《音奏 バグバイブス》。
 
これならGRクリーチャー3体を用意しさえすれば、《Dの牢閣 メメント守神宮》のデメリットも気にせず殴りにいけるようになる。
 
さらにGR召喚もできるので《Dの牢閣 メメント守神宮》が持つ「シンパシー」との相性も抜群だ。
 
というわけで、とりあえず何も考えずにまっすぐに作ってみたのがこちらのデッキだ。
 
『GRメタリカ』

枚数
カード名
4
《一番隊 クリスタ》
4
《一撃奪取 アクロアイト》
4 《音奏 シャンタン》
2
《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》
4 《音奏 アサラト》
4 《龍装者 バーナイン》
4 《音奏 バグバイブス》
4 《審絆の勇み 陽彩》《Dの牢閣 メメント守神宮》
4 《ヘブンズ・フォース》
4 《ジャスト・ラビリンス》
2 《大審絆官 イマムーグ》
超GRゾーン
2 《煌銀河 サヴァクティス》
2 《白皇世の意志 御嶺》
2 《白皇角の意志 ルーベライノ》
2 《防護の意志 ランジェス》
2 《破邪の意志 ティツィ》
2 《浄界の意志 ダリファント》

 

横展開に全力を費やしつつ、伸びた戦線を《Dの牢閣 メメント守神宮》でフォロー。
 
一人回しをしている感触もノイズが少なくて申し分なく、デッキとしての完成度も高いように思われた。
 
だが、冷静に考えてみると現代デュエル・マスターズは戦国時代である。
 
一人回しをしていてノイズが少ないということは、自分の動きをスムーズにするためのカードばかりで、対戦相手に対する妨害の要素が少ないということだ。
 
それに対し、環境では《MEGATOON・ドッカンデイヤー》と《バーンメア・ザ・シルバー/オラオラ・スラッシュ》とが一撃必殺のムーブを構えつつ、その他高速ループやワンショットが跋扈している。
 
であるならば、このような脳内お花畑構築では勝てるはずがない。
 
ならばどうするか?
 
メタクリーチャーを積むしかない。
 
とはいえ、GR召喚を止められるメタクリーチャーのような便利なカードは存在しないはずである。《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》も殿堂入りしてしまった。
 
だが、実は存在していたのだ。《MEGATOON・ドッカンデイヤー》と《バーンメア・ザ・シルバー/オラオラ・スラッシュ》、両方のデッキに突き刺さるメタクリーチャーが。

▲プロモカード
「DG ~裁キノ刻~」
▲双極篇第3弾
「†ギラギラ†煌世主と終葬のQX!!」
収録、「無双の縛り 達閃/
パシフィック・スパーク」

《DG ~裁キノ刻~》
 
正確に言えばこのカードはGR召喚に対するメタカードではない。だが、GR召喚がマナドライブ6~7を達成することを前提として組まれており、そのために多くのデッキが初動として大量のマナ加速を搭載している現状ならば、それらのマナ加速に対して突き刺さる優秀なメタカードとなる。
 
すなわち、こいつを先攻2ターン目に設置すれば、相手は《フェアリー・ライフ》とか《霞み妖精ジャスミン》とか《ジョラゴン・オーバーロード》とかを全部マナチャージするしかなくなってクソ事故ってくれるに違いない(他力本願)。
 
また、既に環境でも活躍を見せている《無双の縛り 達閃/パシフィック・スパーク》は《DG ~裁キノ刻~》とは違ってGR召喚に直接干渉するメタカードだ。
 
これらのメタクリーチャーたちを《Dの牢閣 メメント守神宮》でブロッカーにすることで、アグロ・GR召喚・ループといった環境のほとんどのデッキに対応できる万能のメタデッキが爆誕したのだ。
 
というわけで、できあがったのがこちらの「実質メメント守神宮」だ!
 
『実質メメント守神宮』

枚数
カード名
4
《一番隊 クリスタ》
4
《一撃奪取 アクロアイト》
4 《DG ~裁キノ刻~》
2
《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》
2 《緑知銀 グィムショウ》
4 《龍装者 バーナイン》
2 《正義の煌き オーリリア》
2 《音奏 バグバイブス》
4 《無双の縛り 達閃/パシフィック・スパーク》
2 《二重音奏 サクスメロディ》
2 《審絆の勇み 陽彩》《Dの牢閣 メメント守神宮》
4 《ヘブンズ・フォース》
4 《ジャスト・ラビリンス》
超GRゾーン
2 《煌銀河 サヴァクティス》
2 《白皇世の意志 御嶺》
2 《白皇角の意志 ルーベライノ》
2 《防護の意志 ランジェス》
2 《破邪の意志 ティツィ》
2 《浄界の意志 ダリファント》

 

あんま変わってねーし《Dの牢閣 メメント守神宮》減ってんじゃねーかと言いたくなるかもしれない。
 
だが私は気づいてしまったのである。ループ環境だったらそもそも《Dの牢閣 メメント守神宮》はそんなにいらないのでは?という身も蓋もない事実に。
 
もちろん《龍星装者 “B-我”ライザ》や《BUNBUN・ヴァイカー》が走ってくるのを止めるためには必要だが、メタリカたちの貧弱ボディーだと《Dの牢閣 メメント守神宮》があったところで……感も否めない。
 
……というか必死に自分を騙してきたが、そろそろ現実に目を向けるべきときが来たようだ……。
 
《審絆の勇み 陽彩》は《Dの牢閣 メメント守神宮》では、ない (当たり前)。
 
もちろんシンパシーによって軽く出せる点や、単体でフィニッシャーになれる点は《Dの牢閣 メメント守神宮》との大きな差別化要素ではある。
 
だがそもそもカードが「生まれ変わった」としても、必ずしも前と同じ使い方をする必要はない。《Dの牢閣 メメント守神宮》には《Dの牢閣 メメント守神宮》の、《審絆の勇み 陽彩》には《審絆の勇み 陽彩》の、それぞれ光り輝く場所がある。
 
デッキ作りとは、そのカードが持つ固有の資質を引き出す作業に他ならない。
 
カードが「生まれ変わった」と思われるときは、そのカードにしかない性質や方向性を突き詰めてみるといいかもしれない。
 
ではまた次回!
 

ライター:まつがん
フリーライター。クソデッキビルダー。
論理的な発想でカード同士にシナジーを見出すのだが、途中で飛躍して明後日の方向に行くことを得意とする。
オリジナルデッキでメタゲームに風穴を開けるべく日夜チャレンジを続けている(が、上記のような理由で大体失敗する)。

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