【パズドラ】『大塚角満のモンスター美術館』 第15回 華麗なる下克上!!「極醒の執行者・メタトロン」!!

第15回 「極醒の執行者・メタトロン」

公認プレイヤーの大塚角満が、モンスターの思い出やイラストの秘密を大紹介!
 
今回はイラストも性能も最高峰の「闇メタ」を語る!!

▲極醒の執行者・メタトロン

5000体を越えるモンスターを擁するパズドラには、いわゆる“化けた”モンスターが何体も存在する。
 
シェアトしかり、シルヴィしかり、バステトしかり……。どれも、キャラ人気は高いながら性能が追い付かず、戦いの第一線からは退いていたモンスターだが、転生進化や極醒進化を経ることで強大な力を得た。
 
この、“BOX待機組(使われなくなったモンスターね)が極度に少ない”という点は何気に、パズドラがもっとも評価されるべき点なんじゃないかと思う。
 
さて、そんな“化けた”モンスターでも飛び抜けて存在感があるのが“極醒の執行者・メタトロン”なのではなかろうか。
 
そう、いわゆる“闇メタ”ですな。
このモンスターの下克上(という表現が合っているのかどうかわからんが)っぷりは、木属性以外は使わない俺が見ても胸がすくほど痛快なものがありましたわ。
 
闇メタが最初に導入されたのは、もう5年も昔の2013年6月。いわゆる“フェス限モンスター”として、鳴り物入りでの登場であった。
 
しかしこの闇メタ、HPを削らないと攻撃力が上がらない“自傷系”のリーダースキルを備えていたんだけど、これがなんとも使いにくい。それでいて、背負ったリスクをペイできるほどには攻撃力も耐久力も上がらなかったので、闇メタは次第に、リーダーの第一線からは退いていった。時代とともに、もっと使いやすくて強力なスキルを持ったモンスターがジャカジャカと導入されていったからなー。
 

▲神魔の執行者・メタトロン

初期の闇メタはフェス限モンスターの頂点として、多くのプレイヤーが狙う至高の存在だった! 性能はもちろん、イラストが放つスペシャル感・リッチ感が人気の秘密だったのだ!!
 
そんな闇メタに、数年ぶりの光が当たったのが極醒進化だ。能力は一気に跳ね上がり、闇属性のリーダーとしては最強……いや、全モンスターの中でも間違いなく最強の一角に数えられるほどのジャンプアップを果たすのである。
 
5年に及ぶ雌伏の時代を経て、闇メタはフェス限モンスターとしての光を取り戻したってわけだ。
 

▲極醒の執行者・メタトロン

オーラすら感じる神々しいイラストと圧倒的な能力!! 登場から一年近く経つ現在でも、トップクラスの性能を誇る!!
 
ちなみに“メタトロン”は、ユダヤ教に登場する天使がモチーフ。“契約”、“書記”、“代理人”という、現代でいうところの“士業の先生”のような肩書を持つ天使として知られている。日野慎之助さんによる一連の闇メタのイラストに、豪奢な翼、書物、ペンなどの小道具が描かれているのは、このためなのである。
 

大塚角満(おおつか・かどまん)

1971年9月17日生まれ。元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。在職中からゲームエッセイを精力的に執筆する“サラリーマン作家”として活動し、2017年に独立。現在、ファミ通Appにて“大塚角満の熱血パズドラ部!”、ゲームエッセイブログ“角満GAMES”など複数の連載をこなしつつ、ゲームのシナリオや世界観設定も担当している。著書に『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』シリーズ、『折れてたまるか!』シリーズなど多数。株式会社アクアミュール代表。

 

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大塚角満のモンスター美術館 バックナンバー

▲第1回
「流離・エンシェントドラゴンナイト -REX-」&「伝承・エンシェントドラゴンナイト -REX-」

▲第2回
「紅蓮華の戦士・エキドナ -SARA-」&「紅蓮華の女帝・エキドナ -SARA-」

▲第3回
「冥刃の神王妃・ヘラ -LUNA-」&「夜星の神王妃・ヘラ -LUNA-」

▲第4回
「超転生ハク」

▲第5回
「ゼウス -GIGA-」

▲第6回
「ヴァルキリー -CIEL-」

▲第7回
「アテナ -NON-」

▲第8回
「ライザー」

▲第9回
「ミル」

▲第10回
「ウルド」

▲第11回
「サラスヴァティ」

▲第12回
「バステト」

▲第13回
「シェリング・フォード」

▲第14回
「ヴェルダンディ」

 

次回は6/10(月)更新!!

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